人生落とし穴だらけ

落とし穴という名の沼にずぶずぶと落ちていく・・・油断禁物。中川翔子さんが10年好きです。V6と種村有菜先生とポケモンとサンリオとアイドリッシュセブンとまほやくを応援しています。あと漫画とアニメとバンドもたしなみます。落とし穴が多くて大変!

Show must go on!

ブログおひさしぶり。半年以上あいちゃった。

その間何もなかったわけじゃないけど、世間は緊急事態宣言を繰り返していて、ワクチン接種だ筋肉痛だ発熱だ~って大変な世の中は変わらず。

そんな中で行われた「SHOW BOY」初乗船してきました。

 

すっばらしすぎて書き残さずにはいられなかった!!!

 

これぞエンターテイメント!これぞショービジネス!(?)

この舞台が伝えたいメッセージを恐れ多くも私なりに感じとったので、それを残しておこうと思います!

 

しかも今後のチケット販売がなんと今日7/11までになったというではありませんか。

公演は現時点では最後まで走り抜けてくださるようですが、もしまだ迷ってるよ~なんて人がいたら、迷わず買って観に行ってほしい、、、観た側なのでなんとでも言えるだろって感じですが絶対に後悔しないので…!!!

 東宝ナビザーブからキャンセル分まだ買えるっぽいので何卒!!

 

 

 

 

 

 

 

※ここからはネタバレも含むのでこれから観劇予定の方はお気をつけください。

めちゃめちゃストーリーを詳細に書いてるわけじゃない(と思う)ので、舞台観に行くの迷ってる人の背中を押す内容になって、、、ればいいな。というか私が感じたSHOWBOYの話なので、違う人がみたらきっと全然違う舞台に見えることもあるとおもうし、何を読んだところで本物の良さを伝えるのは無理な話なので是非本物を体感してもらいたいです。(何の話)

ただ、本当に観に行く可能性が数%でもある人は、ストーリーが本当に秀逸で面白くて最高なので、できればまったくのノーネタバレで乗船してほしいところ!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ストーリー

巨大な豪華客船「SHOW BOAT」の最大の見世物となるキャバレー・キットカットクラブで開幕するショーにまつわるお話で、そのショー本番から遡って直前に起こる様々なトラブルや人間関係を色々な場面や違った登場人物たちの視点から紐解いていくというもの。

ちなみにしっかり本番のショーもやってくれるので宝塚さながら(?)のすっばらしい歌やダンス、マジックのショーも観れます。手拍子が捗るしふぉ~ゆ~は歌とダンスが上手い…。ジャニーズエンターテイメントだ~ってなります。

「豪華客船に乗船する」という体験そのものを提供してくれるので、開演前のアナウンスや、終演後の帰り方の案内まで、我らが中川翔子演じる支配人のアナウンスを堪能できます。その世界観もとても良かった!さっきから観劇のことを乗船と記載しているのもこの世界観が素晴らしいからです。

支配人、声がちょっと低めでかっこいいと可愛いのバランスが絶妙で最高。

 

話の展開がただただめちゃくちゃ面白くて、あのシーンでみたこの会話ってそういう意味だったんだ!とか、最後に鮮やかに伏線回収されたり、そういうお話が好きな方はきっと好き。夢中で前のめりで(気持ちの面でね。舞台は背中をつけて観劇しましょう)観てしまうので、休憩なしの2時間くらいが本当にあっという間です。

 

 

中川翔子、やはりカワイイ

舞台、とにかく目が足りないです。何回も観たい。

終盤は特に。あっちこっちで色んな人が様々な動きをしている場面もあって、きっと全部意味があって全部その人の人生なので見逃せない。アドリブやそれぞれのキャラクターの小さな動き一つにもこだわりを感じる本当に素敵な舞台でした。女の子みんな可愛いし…。

私は中川翔子さんのファンなので、どうしても彼女を目で追ってしまうのですが、注目する人が変わると、きっと新たな発見もたくさんある舞台なんだろうなと思います。リピーターが多いのも頷ける。

 

そして初回を見た私の感想、

翔子ちゃんの手足が短くてカワイイ!!!!!!

いやこれ全然悪口ではなくて…笑

ふぉ~ゆ~の皆さんと並んでダンスするシーンがあるんですが、彼らと比べて彼女、まず背が低いので相対的に手足も短くなるわけで、でそんな中結構激しく歌いながら踊り、ステップを踏み、手を動かしてショーを魅せてくれるわけなんですね。もうね、その動きが「THE一生懸命」なの!!!全然できてないとかそういうんじゃなくて、一生懸命ふぉ~ゆ~さんのダンスの上手さについていこうとして踊って歌ってくれているのがもうなんかとてつもなく愛おしくて!!!あの体育が苦手な中川翔子がよ、笑顔で歌いながら、結構難しそうなダンスを!足と手をそれぞれ動かしながら、リズムを取りながら、踊っているの!!!見てなくても目に浮かぶでしょ??プロとしてちゃんとやってんのよ…それの愛おしくて可愛らしいことといったら!!!

たまらん!!!!!!!そこだけ一生見ていたい。見てられる。

きっと中川翔子ファンの人で乗船済みの人と話したら10人中8人くらいはあの手のフリや足の動きが可愛かったねって共通の話ができる気がする。絵に描きたい。(描けない)

階段を降りる時とかにふぉゆの方々が手を差し伸べてくださるのも最高。姫扱い大好物ですもっとください。

「…と!そのまえに!」の動きもいいよね

 

あの歌やダンス、どのくらい練習したんだろう、台詞も結構長いシーンも多かったから大変だっただろうな。そしてアドリブもめちゃめちゃてんこ盛りでそこだけ突然中川翔子のライブのMCか?という感じで楽しかったです。本当に毎日違うらしくて結構すごいことやってる気がする。あの分量のアドリブ、ある程度何話そう~って考えるのも大変だよね、絶対。

 

でもカワイイだけじゃない

そして初回はただただ可愛い!ショーすごい!楽しい!という幸せ感満載で帰宅した私でしたが、2回目に観に行った時にオペラグラスでしっかり彼女の表情を観て、ソロパートの歌詞の意味を感じてとてもじーんとしてしまったことがあって。

中川翔子が演じる支配人は、ショーを経営する家庭に生まれて周りがみんな才能を持っている演者に囲まれる中で黒いヒヨコが生まれたみたいって思いながら、そんな中でも自分にできる仕事を見つけて「自分にはこれができるんだ」と気付いて道を極めていた最中、とある事情でこのショーの経営を任され支配人になった女性。

彼女は歌の中で「Nobody's perfect 完璧な人なんていないんだから心配いらない」と他者を励まし、「Nobody's perfect 人生は唐突に変わる」「知らない自分に出会う」「いくつもの人生を歩める」と歌う。

これを中川翔子が演じる意味を考えて、涙があふれてしまった。

彼女が10代、20代の頃、オタク趣味のアイドルなんてまだ全然メジャーじゃなかった頃、華やかな芸能界の中できっと何度も一人で膝を抱えて「自分なんて」と思いながら足りないものを数えて落ち込んでいただろう彼女が、今では自分が出来ることを伸ばして強みにして、誰かを励ます立場になって支配人を演じる。

支配人はちょっと無理しても、支配人らしい自信満々な表情を身につけて、きっとまだ立ち止まって迷うこともあるんだろうけど、それを人に見せず、ちゃんと周りを見て落ち込んでいる人を励ますことができる。唐突に変わった人生を受け入れられなかったこともあっただろうに、ポジティブに前を見て、いくつもの人生を歩む自分を肯定してる。それは時に不安げに「中川翔子って何屋さんに見える?」と問う中川翔子自身の生き方すら彼女が肯定してくれているようにも感じるから、翔子ちゃんがこの役に出会ってくれてよかったとエモさが天元突破してしまう。

動きがたどたどしくたって、彼女は彼女の武器をもう見つけてる、歌や彼女の好きなことが彼女の武器になって強みになって、何年も芸能界で輝きを放ってる。だから支配人として踊り、歌う時の笑顔は輝いていたし、私たちはそんな中川翔子だから好きなんだなあって改めて感じさせられた。

ずっと進化し続けて、持って生まれたものをちゃんと磨いて、たまに足りないものに気付いても、もうただ嘆くだけの彼女じゃない。ちゃんと努力してちゃんとステージに立つ、なんとかする。それはもう自分の足りないところだけを見て落ち込むあの頃の彼女から一回りも二回りも大きく成長して強くなってる、多くの人の期待を精いっぱい受け止めて、より多くの人に笑顔を届けようとする中川翔子そのもので、表情を追っていたら想いが溢れてしまいました。

 

現実はBitter

もちろんこのシーンだけじゃなく、この舞台全体で伝えたいメッセージがきっと、「人生はいつからだって遅くない」ということかなと思った。

 

「人生は変わらない」「はりぼてみたい」「本物の月には程遠い」と歌うペーパームーンの2人のシーンも、ひょんな出会いだったけどそのおかげでギャンブラーの彼は最後には人生を変えて見せたし(そして終盤の出しゃばり具合がウザくて最高だったw)

マジシャン見習いと、エンジェルという踊り子の2人が出会って歌う曲もそんなメッセージがすごくこめられていて好きなシーンだった。

マジシャン見習い君はいつも人前でのマジックは緊張してしまって上手くいかないちょっと不器用な人で、たまたまバーで出会ったエンジェルちゃんに見せてって言われて披露しようとしたマジックもトランプぶちまけて失敗してしまうんだけど、エンジェルちゃん例のごとく失敗したマジックを見て「すごーーーい!」って褒めてくれるの。

 

 

そのあとなぜかエンジェルちゃんの前では上手にマジックが披露できるようになる。

これも「すごい」って認めてくれる人の前では誰もがその人の本当の力を発揮できるってことなんだなと思ってじんわりしてしまって、仕事でもきっと育児とかでも、人間同士のコミュニケーションにおいてちゃんと相手の秀でたところを見てあげたり、本当の力を引き出すっていうのはきっと自分一人じゃできなくて、今まであった関係の中でもそれが難しい時があって、でもふとした出会いや違う人間の前では素敵な人になれることもあったりして、人は様々な人との関わりの中でダメなことも良いことも出来たり出来なかったりするんだなあ~ということを考えていました。だからもうダメだっていうときほど、色んな人と出会ってみたり話をしてみたりすると良いんだろうな。

 

そんな二人が「現実はBitter」「夢追いかけるにはもう遅い」と歌う。

諦めなければ必ず夢が叶う、なんて漫画みたいな話ばかりじゃない。現実は上手くいかないことも多いし、努力は必ず報われるわけじゃないことも大人になれば知っていく。きっとふぉ~ゆ~の4人も色々あったんだろうなと思うからこそ、もっと彼らを知りたくなる。

そこまで詳しくはないけれど、デビューはしてないけどグループ人気はずっとあってメンバー全員が30代、Wikipediaによると「芸歴20年の遅咲きジャニーズ」とも書かれてた。

 

ふぉ~ゆ~の舞台

きっとそんな4人だからできる舞台、華やかでキラキラ輝いているショービジネスの舞台裏、泥臭くて、トラブルだらけで、きっとみんなどこかでちゃんとうまくいかない。でも諦めないことの眩しさや尊さが、いっぱい詰まっていて、まだもう少し自分の人生に食らいついてみたくなる、何かのきっかけでマイナスに変わってしまったと思うことも、見方を変えればプラスの経験かもしれないし、やっぱりマイナスだとしてもその中でだって幸福な出会いや、素敵なことが起こるかもしれない。

きっとこの舞台は回を重ねるほど、噛み締めるほど味がするような、華やかだけじゃない、でも華やかなこともちゃんと素晴らしいと肯定してくれるような舞台だなと思ってとても大好きになりました。

 

私はあと1回乗船できるのでまた新たな発見があることを楽しみにしています!

再びの緊急事態宣言もありますが、何事もなく千穐楽の名古屋まで走り切れることを心から祈っています。

一人でも多くの人がこの舞台が全力で伝えてくれる「人生って素晴らしい(意訳)」を感じてくれますように!