人生落とし穴だらけ

落とし穴という名の沼にずぶずぶと落ちていく・・・油断禁物。中川翔子さんが10年好きです。V6と種村有菜先生とポケモンとサンリオとアイドリッシュセブンとまほやくを応援しています。あと漫画とアニメとバンドもたしなみます。落とし穴が多くて大変!

それだけは覚えていて

メイビー、ハッピーエンディングを観劇しました。

一度目は初日(中川・坂元)

そして二度目(中川・斎藤)、今日が三度目(中川・坂元)

私のメイビー、ハッピーエンディングはこれにておしまい。

花澤香菜ちゃんのほうも見たかったな。

 

▼公式サイト

ミュージカル『メイビー、ハッピーエンディング』

 

 

 

 

※以下ネタバレを含みます※

 

 

 

 

 

たくさんの感情をもらった。あたたくて、可愛くて、切ない。

生きること、死ぬこと、終わりがくること、愛すること、愛されること、幸せだということ、相手の幸せを願うこと。

人生の大切な感情がすごく詰まっている舞台でした。

 

 

話は変わるんだけど、中川翔子さんの代表作といえばディズニーのラプンツェル

彼女の強くて「生きていること」にキラキラ夢をみて、でも現実は少し怖くて、前に踏み出すたった一歩にとても勇気がいるけれど、それでも前をみて夢を叶えていく姿を中川翔子さんに重ねて涙したファンは多いと思うのですが

今回の舞台で中川翔子さん演じたクレアが、ラプンツェルだなあって思った話を少しさせてください。

 

まず、声色。

ラプンツェルみたいに高くて、少し強気。三度目の今日は初日より彼女の最初のツンツン具合が加速している感じで、そんな彼女のぷっと唇を尖らせるお顔がとてもかわいかったです、おっと声色の話してねえ。(油断するとすぐ顔がかわいい話しちゃう)

彼女の初登場シーン、「すみませーん!」はもうめっちゃラプンツェルです。充電器の貸し借りの時にオリバーに仕返しするために嘘つく声色の「ごめんなさい…とっても大切につかってたんだけど…」もラプだったし、オリバーがジェームズから形見をもらって家からとぼとぼ出てきたシーンで「私が間違ってたの、私が間違ってたのよ…!」とオリバーを慰めるシーンもとってもラプい声で可愛かった。(シーンの切なさ、重要さなどはすべて無視して説明しています)

いや、彼女的にはラプンツェルに聞こえたって言われるとすこし不本意かもしれないんだけど、クレアとラプンツェルはやっぱり私は重なるところがあると思っていて。そういう「役」を女優中川翔子が演じることが感慨深かったのです。

 

そして蛍のシーン。

済州島にホタルをさがしにいって、二人がホタルを見つけて飛び跳ねたり喜んだり。まさにラプンツェルのランタンの光のシーンのようで、ロマンティックで二人の距離がぐっと縮まった印象的シーンでした。ロボットの彼女が発光する自然の生命に惹かれて見に行きたいと思う背景には色々と考察しがいがありそうな。。

 

設定も。

オリバーとクレアは旧型ロボットの住むマンションにそれぞれひとりぐらし。(主にそのマンションは持ち主に捨てられたロボットを置いておくための施設のようなもの)そこに12年7か月と21日も住んでいたというクレア。きっとオリバーも同じくらい長い時間住んでたんだろう。クレアは友人とあちこちでかけていたみたいだけど、オリバーは自分の部屋が好きで、繰り返す同じ日常の中に楽しみを見出して静かに豊かに暮らしていた。そこから二人が出会うことによって、”閉ざされたマンション(塔)”を飛び出して、ドキドキと不安を抱えながら未知の世界に冒険しにいく。自分の部屋から15km以上離れることを法律で禁止されたロボットたちが、「もし逮捕されたら?」「もしうまくいかなかったら?」と今ある日常に帰ってこられないかもという不安を抱えながらも、1歩踏み出すその胸のざわめきやときめきがしっかり描かれているところが、私が一番この舞台がラプンツェルと伝えたいことが近いんじゃないかなって思った所以でした。

 

 

ラプンツェルに重ねる感想はここまでにして、ここからは好きなシーンだったり考えたことを書いてみます。

 

中川翔子可愛すぎ問題

まあ中川翔子が可愛いことなんて100年前から皆知ってたと思うんですけど。でも多分舞台観た人ならわかると思うんだけど中川クレアびっくりするくらいかわいかったの。これはクレアが可愛いのか翔子ちゃんが可愛かったのか検証の余地はあったと思うんだけど(ない)花澤香菜ちゃんも可愛いから多分両方みたとしても検証はできなかったでしょうね。
何が可愛かったかは、手元のメモからそのまま雑に引用させていただきます。

・ドアあけたときサイドの髪がふわっとなるのがかわいい

・かおがかわいい

・目がキラキラ

・爪もキラキラ

・「鬱憤を誰かにぶつけたいの?」の「た」の発音

・「テーブルに置いたほうが いいわ」の「が」と「い」の間と「いいわ」の言い方

・ノックの仕方、なんかトントントンってしたあとに八の字を描いて定位置に戻るの、あれどうやってるんだろう、再現したくても全然できない。ふわっスンみたいな。お顔とあわせて可愛いがすぎる

・オリバーの部屋からスキップして自分の部屋戻るときに髪の毛がシャンプーのCMみたいにふわっさらっとなるところ

・いたずらしたあとのべろべろば~~~みたいな「らら~らっ」の歌い方と走り去り方

・ペタペタの足音

・待たせたお詫びに花を持ってくるところ、ツンデレ!!!!!!!!!!!をわかっている中川翔子が演じてるというところでダブル萌えポイント

・オリバーのお返事機能を無駄に発動するために「ありがとう」と言いまくるクレア
 初日:「ありが…10匹いるよー」←うざかわいい
 3日目:「ありが…いっぱいいるぅ~!!」←かわいい

・旅行から帰ってきて恋を自覚する二人。廊下で想いを伝えあったあと、手と手を合わせたりハグをしたりして、そのたびに「きゃ~~~」みたいなことをお互い一人で噛み締めるシーンがあるんですけどそこの翔子ちゃんがまるで恋を覚えたての少女。破壊力がすごい。初日は下手最前だったので、そのお顔がすべてこちらに向いているわけよ、ちょっとドキドキしながら手を差し出すクレアの顔も、手と手を合わせてじんわり幸せな顔のクレアも、はじめてハグしてはにかむ顔も、全部全部見えるわけ。というか私にむかってその表情してくるわけ(?)そんなのもう恋じゃん。疑似恋愛じゃん。好きじゃん。何度でも恋に落ちるよ。そして3日目は3列目のほぼ正面だったのですが、私みてしまいました。ちゅー(おそらくしてない)した後に目をつむっていた翔子ちゃんの表情を!!!顔が離れてゆっくり目をあけるの、えっ、こっちがドキドキする、えっ好き、しんじゃう、マスクの下で変な顔していたのは私だけじゃないでしょう。あの長いまつ毛が大きな目がゆっくり開かれてオリバーを見つめるの。幸せそうなの。こっちが照れるくらいに。そのくらいはじめてのときめきが、鮮烈に表現されていて胸が苦しいくらいの幸せが描かれている。

・そんなシーンみて大混乱してたら「期待と不安で 心がもうぐちゃぐちゃ~」って中川が歌いだすんですけど、心がぐちゃぐちゃなのこっちな。

・その後部屋でかわいくイチャイチャしてる2人も大好き。5時間37分腕枕しながらソファにぴったり寄り添って座り続け、あと8時間いけるとかいうのかわいすぎない?俺あと20玄米いけるよ???(テニミュ

・あとは赤い帽子の翔子ちゃんも可愛すぎるし(とにかく赤が似合う!)待ってそうだ中川翔子の手の小ささもかわいい!(いずれ開催される中川翔子の握手会で確かめてみてくれ)

 

 

そしてラストシーンへ

いろんな解釈が入り乱れるラストシーン。どうともとれるように作ってあるのかなって最初は思ってた。

初回わたしは、オリバーもクレアも記憶は消さなかったのかなって思った。

オリバーはクレアが再度部屋を訪ねてきた時に植木鉢くんに「言っちゃダメだよ」って言うんだよね。その時点でああオリバーは記憶を消さなかったんだ、覚えてるんだって思って。

クレアは最初に部屋に訪れたような勝気で誰とでも話せる社交的な感じがしない、少しオドオドしているような雰囲気にも感じて、私は最初、以前オリバーに質問された前の持ち主にひどいことをされて記憶を消した(初期化した)ことがあるのか?という問いに「記憶を消しちゃったら自分が誰かも分からなくなるじゃない、そんなこと私がするわけないでしょ」というクレアの言葉を思い出して、本当に記憶を消しちゃったんだ、今まで培ってきたあの性格のクレアはいなくなっちゃったんだって思った。
そしたら「大丈夫、かな」って言ったのね。クレア。
それを聞いて、ああ、クレアも記憶を消さなかったんだって思ったんです。

ただ劇場終わって何人かと話したら二人ともクレアは消したって思ってる人もいたり、でも何度か見る度にやっぱり消してないのかなって思った。

ただ、オリバーが最後に渡した充電器がまた壊れたときに見てっていったメモ、あれは個人的には「充電器が壊れたら、隣の部屋のドアをノックしてみて」というようなことが書いてあったら良いなって思った。

オリバーもクレアも本当にお互いを愛していたから、相手のために記憶を消そうって言ったと思うの。オリバーはクレアが記憶を消すって思っていたけど、やっぱりまた何度でも出会いたくてクレアの充電器が壊れたらまた会えますようにって願掛けのような気持ちであのメモを渡したんじゃないかな。

クレアもオリバーは記憶を消すと思っていたから、あのメモ通りに部屋を訪ねて良いか迷ったんじゃないかな、でもあの記憶をなかったことにしても傍にいたい、声がききたいって思ったからきっと部屋をノックした。

だから「大丈夫、かな」って言ったし、オリバーは手を差し伸べた。皆にとってあの結末は多分ハッピーエンドだった、んだよね。

それでも記憶を消す決意をした二人が、オリバーが糸電話を抱きしめたり、クレアが二人の友人の蛍を瓶から放つシーンは涙が止まらなかった。痛いくらいに気持ちが伝わってきて、それでもやっぱり消せない二人を愛おしく思った。

というのがお互い記憶を消してないエンド。

二人がさかのぼれるメモリのところまで消したエンドの話も考えたり友人と話したりしたけど、そういう余白があることもやっぱりすごく良い終わり方だなって思いました。

 

歌詞

はーい、一緒に歌おうのコーナーだよ~(誰)

舞台中走り書きした程度で全然聞き取れてないですがDVDまで余韻に浸りたい方に。途中抜けてたり多分間違ってたり部分だけしかなかったりとボロボロですがよかったら。韓国版の曲と合わせてみると思い出し度があがります。

 

▼韓国版の歌唱シーンはこちら

www.youtube.com

04:22くらい

赤い服なんて着ないわ~

わたしはサンタクロースじゃない

 

07:07くらい

♪思ったより、思ったほど

こんなことおかしい 孤独に慣れた二人が 同じ部屋に

こんなこと不思議ね 無邪気なあなたを今 受け入れている 癒されてる

あなたが隣にいる だけどなぜか悪くない気分

一人よりはマシ 二人で歩きだせる

怖くないわ 外の世界を

あなたがいたから さみしくない どうしてあなたが隣にいるだけなのに満たされるの

あなたが気になる 隣にいるだけなのに

 

 

10:43あたり

♪First Time in Love

パンフ掲載曲

 

21:23

♪僕たちはなぜ愛し合ったのだろう

なぜすれ違うかわりに 恋に落ちたのだろうか みつめあった ?????

なぜふたりは歩きはじめた いつか終わる道を

愛を知らずに生きればいいのか

あのぬくもり あの口づけ この想いを 消せないまま

 

Youtubeにないやつ

♪最後まで終わりじゃない

まだ終わりじゃない 最後のその時まで

出来ることがあるの 大丈夫うまくいく

必ず見つかる 希望の光が 諦めないで

まだ終わりじゃない

「動け、動け、動いてよ!」
「もーこのポンコツ、もーだめソンヨンに電話。ソンヨン、充電器のことなんだけど今日うちにきて直してくれない?」

「ジョンに電話」

「(台詞)」

時が過ぎていく 止まらないその日まで

ただ近づいていく 終わるその瞬間に

出会えば別れは 必ず訪れる 避けられない運命

それがこの世界

二度と目覚めない 最後の時までわたしは生きるの

自分の人生を生き抜くの

どんな瞬間も 私らしく生きる

 

♪Driving

さあ前に進もう 安全なスピードで いつものドライブみたいに

行く手には大渋滞、何の曲ボリューム上げて

お昼から雨マーク 雨雲追い越して

知らない空の下 風を切り裂いて

近づく約束の場所に ララ ララ ラララララ

退屈を置き去りに 二人 旅に出た

知らない空の下 風を切り裂いて

近づく約束の場所に ララ ララ ラララララ

生まれかわった気分 さあスピードあげて さあボリュームあげて

 

♪愛とは

どうして思い出すの あなたを止められない

バカみたいに恋しい 恋に落ちたら

僕をみつめるまなざし 僕にくれた笑顔 拗ねた時尖らせる唇

君がくれた~~~~~~

どうして終わりがくる 必ず散る花のように 

儚く終わる 切ない愛を???

私に注ぐ眼差し 私に微笑む笑顔 拗ねたとき尖らせる唇

回りくどい話し方 優しくて美しい心

あなたの瞳 あの笑顔 もう消せない

ーーー

今あなたの声がききたい あなたをみつめていたい いつかくるその時まで

もう消えないあの眼差し

もう消せないあの微笑み

あなたをどうして恋しい

恋にお「ちた」

 

▼プロモーション映像でてた!

www.youtube.com

 

 

 

曲が本当に素晴らしくて、サントラがほしい。この曲を聴きに何度も劇場に足を運びたくなるくらいなので、本当にこの時期の上映はもったいなかった、けど同時にこの時期だからこそ、演じてくれて上映してくれて本当によかったです。

絶対に円盤にしてほしい作品です。

何度でも何度でもみたい。クレアやオリバーに何度でも会いたい。

中川翔子さんのファンなのでクレアの可愛さについての言及ばかりでしたが、浦井くんのオリバーも本当に素晴らしくて、最初は部屋でルーティンをこなすロボットとして、でもコミュ力はなくて少しとっつきにくいイメージが、どんどんお茶目で可愛くて目が離せなくなっていく。クレアがそうだったように、オリバーを見る目が変わっていく。そうして恋を自覚した後のオリバーは最初の頼りがいのないだけど心優しいヘルパーロボットではなくて、強くて頼りがいのある、痛いくらい献身的で愛が深く、相手をどこまでも守ってくれそうな理想の男性像として印象を変えていった。

ジェームズ、ジョン、郵便屋さん、ジャズシンガーを演じていたさかけんさん、ジャンポケ斉藤さんも素晴らしかったです。二人ともまた違った演じ方で二度楽しめました。二人とも歌がうまい…!特に初日のさかけんさんの歌いだしには心が震えた。

 

特に舞台は軒並み休演になっていた最中の上演、スタッフ・演者さんともに難しい心境もあったんだろうなと思います。

初日の緊張感はすさまじくて、座っているだけでビリビリきてしまうほどでした。

それでも公演を決め、千穐楽はまだですが何事もなく走り抜けてくださったことに感謝がやみません。エンターテインメントはなくてはならないなって実感しています。

 

最後にポスターの真似したわたしたちを見てください(?)

 

素晴らしい舞台をありがとうございました!!!