人生落とし穴だらけ

落とし穴という名の沼にずぶずぶと落ちていく・・・油断禁物。中川翔子さんが10年好きです。V6と種村有菜先生とポケモンとサンリオとアイドリッシュセブンとまほやくを応援しています。あと漫画とアニメとバンドもたしなみます。落とし穴が多くて大変!

どこまでだって僕らは行ける 何者にでもきっとなれる

V6が解散する。

 

私の人生の半分以上存在していたグループが、2021年11月1日、26周年の今日、解散してしまう。

 

実感があるかというと、まだないけど

次々と、最後のシングル、最後のアルバム、最後のベストアルバム、最後のコンサート、最後の歌番組出演、最後の学校へ行こう、彼らの最後の何かが終わっていく。

 

こんな気持ちはきっと今しか書けないから、私は気持ちを残しておきたい。寂しい気持ちもありがとうで胸いっぱいになって喉の奥がきゅってなるこの気持ちも全部忘れたくないから。

 

何から書けばいいかなあ。

私がV6と初めて生で会ったのは小学校の頃、、、?と思ったけど計算が合わない、中学2年生の頃らしい。(記憶が曖昧すぎる)

初めて行ったコンサートはLIV6として映像化されたコンサート。

それまで周りに嵐が好きな友達は多くて、当時千葉県在住の私はその子たちが東京までコンサートを見に行ったことがあるのは知ってたし、原宿にはジャニーズショップなるものがあるのも聞いていたし、CDが出れば借りて登下校の時に一緒に歌って帰った。V6もそのおませな友達(?)は好きだったみたいで、CDを借りたり馴染みはあった。歌も歌えた。学校へ行こうももちろん見てた。休み時間はその話で持ちきりだった。

でも本格的にはまったのはドラマの岡田准一にハマったのが先か、コンサートにたまたま誘ってもらって初めて行ったのが先か忘れたけど、とにかくその中2の夏に今まで体感したことのない熱量でV6にハマった。

それまでの私、初めて買ったCDはSPEEDのWhiteLove、モーニング娘。にハマって学校から帰って公園や誰かの家でPVを真似して踊ったり、駄菓子屋さんのモーニング娘。カードくじを引いたり、テニスの王子様にハマって中学からテニス部に入ってみたりそんな感じで楽しく生きていたと思うんだけどV6は多分親もびっくりするレベルでハマった気がする。いやテニプリもまあまあガチでハマってた気もする?かもしれない。記憶が曖昧。笑

はじめて行ったコンサートはとにかく衝撃で、代々木までの行き帰りを友達のお母さんが引率してくれたのをすごく覚えてるんだけど、うちのお母さんは結構厳しくて今まで友達が原宿に行ってるのとかも羨ましくて一緒に行きたかったのに「東京はまだ早い」とか言われてお許しが出なかったんですよ。でもこのコンサートは多分友達のお母さんが付いてきてくれるからってコンサートに行くことにOKが出たんだと思う。

今頭の中にある記憶が、当時見た景色だったのか、あとから見たDVDの記憶なのか、その後参加したコンサートの複合的な記憶なのかは怪しいけれど、多分スタンド1~2列目で、Vロード(外周まるっと花道がある)のおかげでメンバーがとても近くて、6人しかいないステージなのにずっと楽しいし、何より初めて触れたエンターテインメントのキラキラや大きな音、6人の汗や笑顔、色とりどりの照明や炎、ペンライトや初めて振るうちわ、全てが新鮮で新しくて煌めいていたことに衝撃を受けたことは確かだと思う。

もちろん知らない曲もたくさんあったと思うけど、2時間ちょっとの公演はあっという間に終わってそこからますますV6の魅力にはまっていったとおもう。コンサートはすごい。

 

そして先日10月24日、私のV6の最後のコンサートが終わった。

このツアー、当落発表の日に「V6全落」がTwitterのトレンドに入るほど日本全国津々浦々の古参から新規の皆さんが落選祭りで阿鼻叫喚の当落発表でした。私も例にもれずもちろんツアー全部の公演に申し込んだけど全落ちで。
現実を受け入れられないまま、「一般ってあるの?」とか思ってるうちに初日が始まり、ツアーは進んでいく。V6のことだけ考えていたいけど、良い大人、そうもいかず気付いたらツアーも何公演か終わっていき、、、ふと我に返る

 

「え、私このまま最後までV6に会えない?」

 

そんなの嫌だ!そう、多分落選した人みんな思うであろうその感情、私は少し遅いタイミングで実感しました。鈍い。

ただ転売のチケットは出ていても安くて二桁万円、平均すると新卒の初任給の額面くらいだったかな。関東公演に至っては諭吉30人以上で取引がされてました。(ドン引き)

多分緊急宣言下で席数も絞ってるので、そもそも出回っている数も少ない。最後だから行きたい人は多い。需要と供給のバランスは最悪。

残る手段はTwitterにたまに出回る「同行募集」。

嘘っぽいものや高値をにおわすツイートもあったけど、中には本当に同行の方が行けなくなって、定価で。という方もいらっしゃって、もう藁をもすがる気持ちでそういう人を夜な夜な検索してDMして。なんとか、どうにかして入りたいという気持ちで深夜までTwitter貼りついてたな。。。きっとたくさんお声がけがあったはずなのに、何人かは丁寧にお断りの返信をくださったりもしていました。

転売アプリも一応通知をつけて見張ってました。買っちゃダメと思ってたけどすぐに売れてしまうチケット。

なんかもうそういうチケット見てると15万円以下で出たら安く感じるようになってしまっていて、でもそういうチケットは出たら本当に秒で買われていくので、迷ってる暇はない。当時は次見た時に●万円以下で出たら買おう、というメンタルに段々寄っていきました。

大人だから買えなくはないんだよね。最後までみれないことと天秤にかけたらそこまで高い金額でもないのかも、と。うーん、麻痺ってたなー。

でも本当にずっと葛藤はあって、やっぱり転売の一助になるのは嫌だったし、ダメだという認識ももちろんあって、高いお金出して詐欺にあったり運営からBANくらってコンサートみれなくなったり自名義が死ぬリスクもある。本当にそんなことしてまで見たいの?という私と、最後だよ???絶対に見たい!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!ヤダ解散しないで!!!!!!!!!!!!という私が泣きながら殴り合っておりました。

 

そんなこんなで福井公演の直前の金曜日、地方公演ということもあってか、直前に制作解放席が出たからか、今まで見たどの公演よりも安く出てたんだよね。それでも二桁ですけど。

今なら買える…?買ったら見られる…?

しかし私は会議中(在宅で仕事中)。

入金するのは30分以内でよくて、会議はあと20分くらいで終わるからとりあえず抑えてから考えようと思って、なんと私、とりあえずチケットを抑えたんです。

そのチケットを抑えたメールを確認するともう1通メールが目に飛び込んでくる。

 

件名:『LIVE TOUR V6 groove』復活当選・同行者情報登録のご案内

 

?!?!?!

 

会議中の私「え?!」

いや声出ちゃってるよ、と気付いたのは声が出た後。「どうしました?」と会社の人に心配され以下略

 

ほんとに間一髪、転売に手を出さずにいさせてもらえました。無事に自分の名義で、埼玉公演の復活当選にてチケットを手にすることができたのでした。

 

私の人生には度々こういうご縁のようなものが転がってくるなあ。ありがたい。

 

 

そんな風にして私の元にやってきたコンサートの参加券。

当日はもうそれはそれはそれはそれは寂しいやら嬉しいやら幸せやら最高やら、色んな感情が押し寄せて全然うまく言葉にできなかった。

「楽しかった」も本当だし「寂しくなった」も本当。

6人はきっといつも通り、V6としてのコンサートをやってくれて、声も出せないマスクも外せない、フェイスシールドもして拍手かペンライトの反応だけしかできないけど、それでもいつも通り、いつも以上のコンサートを見せてくれました。

目に焼き付けようと思ってできるだけ瞬きしようとせずに見たよ。

きっとこれから映像化されたらまたその記憶に上書きされてしまうかもしれないけど、確かにあの空間、同じ時間、同じ空気を吸って私たちはそこにいた。幸せな記憶には変わりないです。

ファンのこと、「マスク苦しかったよね、けどありがとう、すごい人です」って寄り添いながら感謝してくれる、ありがとうはこっちなのに。

家族の演出も、歌のプレゼントもずるいよ。

6人から大丈夫って言われたら、絶対に大丈夫なんだよな…;;

最後ステージの写真を撮っていっていいよって言ってくれるのも、サインボールもサイン色紙もなかった彼らからのプレゼント。もらいっぱなしで帰ってきました。

 

見切れだったのかもしれないけど、席はとてもよかったです。近かった…。

 

 

そんなこんなで夢見心地で帰ってきて、少クラの録画みたり、各種雑誌の表紙にV6が並んだり、ベストアルバムが発売されたり、学校へ行こうが終わったり、アメージパングが終わったり、V6から突然サプライズで家族写真が送られてきたり(びっくりしてしんみりして笑って泣いた。笑いをいれてくるポーズと衣装のチョイス、これぞV6でちょっと困った)、渋谷に広告見に行ったり、坂本くんが国家斉唱したり、Vlandですべての映像が配信されたり、ソフトバンクの5G動画を忙しくみたり、ニコ健でメンタルなだめてもらってアマプラで過去のライブ映像みたり。私のコンサートが終わってから今日まで約1週間、なんだかんだ忙しく過ごしてたんだな~。

 

アルバムが本当に素晴らしかった。リリース順に並んでいるシングルも圧巻だけどそれ以外の彼らが選んだという曲はすべて、改めて今この時に私たちに送りたいメッセージを代わりに伝えてくれているようで、彼らのいない世界に送り出される私たちがこれから感じるだろう不安や悲しみを、あのセレクトされた曲たちがこれからも変わらず寄り添って応援してくれたり、大丈夫といってくれたりするんだろうな。そんな未来を見据えた彼らの愛が伝わって泣けてしまう。

 

 

特にベストアルバムの通常盤の中に最後に出したアルバムSTEPの曲をそれぞれがソロで歌ったバージョンが入っているんですが、STEPに入っている「トビラ」という曲はV6の名曲「over」のアンサーソングの立ち位置らしいんですけど

トビラは井ノ原くんソロなんです。それ聴くと号泣しちゃう。

もちろんみんなのソロそれぞれとても良いんですが。。

 

溢れる情熱を抱いてここまできてくれてありがとう。

あの日夢見た少年たちの未来の続きは、6人という形を超えて、きっと歩いて行ってしまう。

過去はなくならない。彼らの関係も、私たちの関係も、なくならないと信じられるから彼らは解散を選ぶことができたんだよねって思うから。

寂しいし、悲しいし、変わることに戸惑ってしまうけど

きっとみんなそれぞれ笑って前を歩いて行ける。私たちもそうありたい。

だって「笑っていてほしい」って言われたんだもん。

こんなにも愛を返してくれて、特別だよって言ってもらえて、こんなにこんなにこのグループを好きでよかったって思わせてもらえて。こんなに幸せなことはないよ。

 

 

 

V6へ

ありがとう。それしかない。大好きだよ。

いっぱいサプライズをありがとう。たくさん愛をくれてありがとう。ファンを特別扱いしてくれてありがとう。

6人でいてくれてありがとう。

ずっと26年、きっと大変なことも多かったでしょう、なのにV6という形を変えずにそこにいてくれてありがとう。

たくさん励ましてくれてありがとう。

引越しても、友達と離れても、寂しい夜も、寄り添ってくれる曲と歌声をたくさん残してくれてありがとう。

人生の大事な日に戦える曲を残してくれてありがとう。

 

V6として終わりを決めたこと、ファンに一番に動画で教えてくれてありがとう。おかげでメディアの色んな見出しに戸惑わず、6人の言葉を、空気感を信じていられました。

解散を決めてから、たくさんファンのこと想ってくれてありがとう。

歌で気持ちを伝えようっていつも考えてくれてありがとう。100の言葉よりも1曲のほうが伝わるというスタンスでずっと真正面からエンターテインメントの姿勢で伝えてくれてありがとう。

あといつも辛気臭くならないようにいつも通りの笑いもありがとう。6人のその空気感が何より大好き。

 

今日のコンサート、とても楽しみにしています。

そしてこんな最後の日にまで「ブイロクの木」の話題をありがとう。これから11/1は毎年木を見に行く日にしようか。あとお名前つきBOXも届きまして大きくて重すぎて笑っちゃった。

 

大好きな人が6人もいて、その6人がそれぞれ素晴らしい人で、技術を持っていて輝いている。そしてその6人からこんなにも大切にされるファンでいられて、こんな幸せなことないなと思います。

たとえ解散を知っていたとしても、私は何度だってV6に恋をすると思う。

私という人間を形取る時にかけがえのないV6という存在。出会えた奇跡が幸せなことには変わりないから。

 

涙は流れるけど、形を変えても、きっとずっと楽しみながら前に進んでいける。